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埼玉県にある組込み開発をメインとするシステム開発会社。Windowsアプリ・その他の開発も行っております。

機能紹介

インストール方法について

CANTOを使用するにあたり、CANUSBが必要になります。
別途、ご購入してください。弊社では取り扱っておりません。

使用するドライバは、以下の通りです。
・FTDI USB Drivers
・CANUSB DLL driver for Windows 7/8/10, 64bit
 CANUSBダウンロードページに記載がありますのでご確認ください。
 ※CANUSB DLL driverは、64bit版を使用してください。
  [CANUSB DLL driver for Windows 7/8/10, 64bit]
 32bit版では動作しません。

通信開始・停止について

”通信開始”ボタンをクリックすることで、CAN通信が開始します。
通信中に”通信停止”ボタンをクリックすることで、停止します。

送信データの変更について

送信データ画面に表示されたフレームが送信データとなります。
各フレームのチェックボックスにて、送信有効・無効が指定できます。
※フレームの編集は、フレーム・シグナルの設定方法を参考にしてください。

フレームのデータ値を修正する方法は、2通りです。
・各バイトデータを左マウスダブルクリックで、バイト単位の変更。

・フレーム列を右マウスクリックでシグナル毎の変更。
 シグナルの設定は、フレーム・シグナルの設定方法を参考にしてください。

フレーム&シグナルの設定方法

CAN構成データ画面で、CANのフレームを登録します。
メニューの”フレーム編集モード”で、フレーム編集モードに移行するとフレーム編集が可能になります。
データを修正した場合、必ず”CAN構成データファイルの保存”を実施してください。自動では保存されません。
また、編集終了時は、フレーム編集モードから抜けてください。

シナリオ操作

フレーム定義したデータについて、シナリオによる動作を行います。

ダイアグ通信

マルチフレーム通信を行います。
以下のデータが追加できます。
・ダイアグノード
 受信ID、送信ID及びFCフレームの定義を行います。
・データフレーム
 フレーム送信するための送信データと、開始するイベントを定義します。
 開始イベントのユーザイベントを指定した場合、ダイアグリストノード選択時の画面にイベント開始ボタンが表示されます。

※ダイアグ通信については、ISO15765-4の規格をご確認ください。
 送信間隔、タイムアウト時間はオプション画面に設定がありますので使用される構成に合わせてご利用ください。
 尚、Windowsの動作制限上、ms単位にて厳密には動作いたしません。

チェックサム

各フレームのデータにチェックサムバイトを設定することが出来ます。
設定すると、チェックサムが自動で計算されます。

チェックサムの計算方法は、メニューのツール・オプションより4種類の中から選択できます。
(フレーム毎には指定出来ません)
サムバイト位置は、先頭バイトまたは、最終バイトとなります。

フレーム構造表示

CAN通信上のフレームの正常時の信号パターンの表示を行います。
通信モニターまたは、送信データタブのフレームを選択すると
そのフレームの信号パターンに切り替わります。
StaffingBitの挿入状態も確認できます。
※ソフトウェア上で計算したものです。

通信モード

CANTOでは、通常モードとシナリオモードの2種類のモードがあります。
通常モードの時は、シナリオ通信登録したものは動作しません。
シナリオモードを指定した場合、通信中に送信データタブでフレーム内容の変更が出来ません。

ログの保存について

メニューのツール・オプションにて通信ログにログ保存フォルダを指定すると、通信ログファイル(CSV)が保存されます。
通信中は、RAMに保持され、通信停止時にログファイルに出力されます。

通信モニターについて

通信中のデータの内容をモニターすることが可能です。
メニューの表示・通信モニターにて画面が表示されます。
表示は、フレーム集計表示と時系列ログ表示の2種類があります。
通信中は、フレーム集計表示のみとなります。

ライセンス登録について

CANTOは、シェアウェアソフトです。
試用していただき、実際に継続使用する場合は、ライセンスをご購入してください。
ライセンスキーの登録は、メニューのヘルプ(H)のCANTOのライセンス(CANUSB接続管理)にて行います。

制限事項
  • 各シグナルのビット長の上限は、48bitです。
  • 各シグナルの選択肢設定は、データ長が4bit以下で符号属性が符号なし時に有効です。
  • 通信モニターのタイムスタンプは、Windowsの時間精度により誤差が発生します。
  • 通信中時の通信モニターの表示は、フレーム集計表示のみとなります。
  • 通信ログファイルに保存できるログ数には、上限があります。

その他
  • CAN通信には、終端抵抗が必要です。
    CANUSBには、終端抵抗は付いておりませんので、通信が出来ない場合等は終端抵抗をご確認ください。
  • 当社では、CANUSBについてのご質問等はお答えできません。
    購入元にお問合せ下さい。
  • CANTOが起動できなときは、CANUSBドライバをご確認してください。
    32bit版では動作しません。